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犬の大きさが多様な理由

以下引用。

遺伝学者たちは犬の大きさにみられる極端な多様性のカギを探求し続け、それを見いだした。
愛玩犬から超大型犬まで、イエイヌ(Canis familiaris)ほど
体の大きさに差があるほ乳類は他にはいない。
Nathan B. Sutterらは、小型犬は全て、インスリン様成長因子1(IGF1)を
コードする遺伝子を含んだ特殊な DNA塩基配列を共有していることを発見した。
IGF1遺伝子がマウスやヒトなど他の生物で体の大きさに関与していることはすでに知られている。
まず骨格の大きさに非常に大きなばらつきの見られる
ポルトガル・ウォーター・ドッグに焦点を当てて研究が行われ、
最終的には143犬種 3000頭以上のDNA分析が行われた。
IGF1遺伝子が早期に発見されたのは、おそらく数百年におよぶ
人為的な交配の結果に助けられてのことである。
これは行動や病気などその他の犬の複雑な特徴に関与する
遺伝子の特定を目的とする、今後の研究にとって朗報である。



IGF1遺伝子が関与してました(^O^)/
これを読んで面白いと思えた人は
科学者への道を歩んだほうがいいかもしれない。


寒冷地適応とか品種改良の話かと思いきや、
それに伴った遺伝子の話でした・・・。



出典:米国科学振興協会(AAAS)